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大きな虫歯!どこまで残せる?

みなさんこんにちは。新川通りデンタルクリニック院長の横井です。最近は雨、アメ、☔️ですね。気温も朝晩は涼しくなってきたので体調の方を崩さないように気をつけてください。

さて今回のテーマは天然歯の虫歯がどのくらいの状態なら抜歯しないで残せる可能性があるかを考えたいと思います。というのは、やはり天然歯を残せるのであれば、色々なオプションが必要になり時間、金額がかかるかもしれませんが、やはり天然歯に勝るものはありません!天然歯は人工ものではありません。簡単にあきらめて抜歯するとあまりにももったいないと思います。

まず抜歯しなければならないケースとしては、虫歯があまりにも深刻な状態になってしまい、いかなるオプションを加えても予後悪いと判断される時です。その時は初めから保存のことを考えずに抜歯して次の処置を考えた方が良いと思われます。また根っこが深く破折しているような時も同じように保存は難しいと思われます。抜歯か?または保存できるか?の境界は私の臨床経験ではレントゲン上で診たときに、虫歯の深さが歯を支えている歯槽骨と呼ばれるところに到達しているかしていないかのラインだと思います。言葉で述べてもイメージがわかないと思いますが、このときの虫歯による歯の崩壊はかなり大きいとイメージしてください。このような末期状態に近い歯を保存していくためにはそれなりのオプション治療をしていかないと予後、良い状態は望めません。当然、時間もかかりますし、保険外治療が必要になることがあります。根の治療のやりなおし、プチ矯正、歯茎の処置、歯槽骨の処置などの治療を加えないといけないので時間もかかります。でもここを頑張って治療していただくと再び天然歯を良い状態にもっていけて復活させることができるのです。正しい診査診断を受けてもし残せるのであれば安易に抜歯しないで自分の歯を大切にしていただきたいと思います。

セカンドオピニオン、サードオピニオンも大切です。抜歯しないで歯を残していきたいと思われている患者さま! 限界ももちろんありますがひょっとしたら残せる可能性も秘めている時もありますので遠慮なくご相談してください。

<症例>

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初診時: 差し歯の脱離

歯茎の中まで虫歯が進行している

差し歯は頻繁に脱離していたとのこと

 

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根の再治療、プチ矯正、歯茎の処置などの治療終了時

 

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thumb_dsc_0092_1024  最終補綴物装着  現在も問題なし

 

投稿日:2016年9月22日  カテゴリー:症例集, 院長ブログ

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