歯周病治療の流れ
みなさん、こんにちは!新川通りデンタルクリニック院長の横井です。
只今、お盆真っ最中ですがいかがお過ごしでしょうか?当院も16日水曜日まで夏期休診とさせてもらっています。
さてみなさん、歯周病治療を受けた方はほとんどだと思いますが1日で終了した方もいれば年単位で続いている方もいらっしゃるでしょう。
今回は当院の歯周病治療の流れを何回かに分けて説明していこうかなと思います。
今回は総論として歯周病治療の考え方や全体の流れを述べたいと思います。
まず歯周病治療は大きく分けて①初期治療ステージ②外科治療ステージ③メンテナンスステージの3つに分かれます。
我々の求める歯肉の臨床的最終目標(理想像)は①歯茎に出血や排膿などの炎症がない②歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)が3ミリ以内③プラークコントロール(歯磨き)が綺麗にできている④歯に病的な動揺がなく、噛み合わせのコントロールが出来ている⑤歯を支える骨がガタガタしていなくて綺麗なラインである などを目指しています^ ^
普段から歯周病をコントロール出来て理想像に近い方は初期治療で終了して3ヶ月に一度のメンテナンスステージで健康状態を維持していくスタイルになります。
しかし残念ながら歯周病が少し進んでしまった場合、理想像を獲得するには、外科治療などのオプションも必要になってきて何年かかかってしまうケースもあります。
重度の場合は抜歯になるケースもあります。
歯周病が少し進んでしまった場合も痛くないからと言って放置してしまうと抜歯になってしまうこともよくあります。
早期の受診をして的確な治療計画をもらうことをお勧めします!
このように、一言に歯周病治療といっても状態によって治療内容や期間も千差万別になってきますが、共通して言えることは上述のような臨床的最終理想像をゴールにして歯周病治療を行っていることです^ ^
次回は初期治療について考えていきたいと思います。
投稿日:2017年8月13日 カテゴリー:歯の豆知識