臨床日記<根の治療>
下の歯の一番奥歯の初めの状態。よく見ると根の中に折れた器具が存在。根の先は慢性的な炎症が存在。隣の被せ物も根っことの適合がとてもBADです。根の中のお薬もとってもPoorな状態(しっかり入っていない状態)でした。一番厄介なことはこの折れた器具を取り出さなければ根の治療ができないということです。通常、根の中は暗黙の世界ですのでこのように折れた器具を取り出すのはとても難しいことがありますが、マイクロスコープと言われる顕微鏡を使用して除去のチャレンジをしました。マイクロスコープは根の中をとても明るく照らしてくれておまけに拡大もしてくれるので暗黙の根の世界でも直接目で確認しながら治療ができるということが一番のメリットです。
途中の状態です。先端の器具は根の中に食い込んでいるのでしょうか?先端だけ残ってしまいました。(~_~)
やっと除去完了。しばらく根の中にお薬入れて経過観察。
根の中に最終的なお薬を入れた状態。根の先の病巣も縮小傾向。
マイクロスコープは根の治療をする際、とても有効な道具だと思います)^o^(
投稿日:2012年9月20日 カテゴリー:院長ブログ