2019 大晦日
こんにちは。新川通りデンタルクリニック院長の横井です。
2019も今日でラスト!今年も多くの患者さまに来院していただきました。
今年は年号が平成から令和に変わり新しい時代がスタートしましたね^_^
今回は2019、臨床で私的に感じたこと!を振り返ってみたいと思います。
〈2019 私的に臨床で感じたこと〉
★検診の重要性
これは何度も言っていることですが、きちんと定期検診を受けている患者様の口腔内はそれなりに良い状態をキープできている結果が出ています。最後までしっかり治療を継続され、定期的な検診を受ける大切さを毎年毎年感じますね^_^
★歯磨きはもちろん大切だが、稀に歯磨きだけの問題でないこともある。
歯磨きを怠ると虫歯や歯周病のリスクが上がりますので、しっかり歯磨きをすることは当然大切です。
しかし、歯磨きをしっかり綺麗にされているのにもかかわらず虫歯や歯周病に問題あることが稀にあります。
これは、咬合の問題、唾液の質や量の問題、食事の仕方の問題、酸蝕症、菌の相対的なバランスの問題、内科的な問題など様々な要因が関わっていて難しいとされるケースになります。
このようなケースでは、そもそも原因が個人個人違っていますので、予防や処置も個人個人変わってきます。いつもと違った視点に立ち、パーソナライズされた検査、アプローチが必要なこと、また医科との連携などもより必要になってきます。
★両サイドでしっかり噛める重要性
とても基本的なことかもしれませんが、とても奥深いところでもあります。両サイドで噛めることは咀嚼能率をあげるだけでなく、顎の偏位防止や身体のバランを整えます。唾液の量も増え自浄作用も増え、結果的に虫歯や歯周病予防にもつながります。
片一方だけでしか噛めない状態が続いてしまうと不定愁訴の原因になることもあります。逆にバランスのとれた咬合回復が出来れば、不定愁訴も改善されたこともありました。
またオーラルフレイル(口腔周囲の筋機能低下症)の原因、認知症の原因も噛むという行動と密接に関与していることを臨床的に感じました。
しっかり噛めるようにするためには、やはりインプラントの力が必要になってくるケースが多くあります。
高齢化に伴い、インプラントと義歯をうまく組み合わせて快適に機能させることが必ず要求されるはずです。
★時代背景とともに治療方法も変わってきています。
昔よくやっていた治療も今はほとんどやらないこともあります。
患者様が何を要望しているのかをしっかり把握して価値をわかってもらえる立案、治療が必要になってくるので、日々アンテナを張って研鑽を積み、引き出しを多く持つ必要性があります^_^
今後とも、ワンチームで邁進していきたいと思いますので2020年も新川通りデンタルクリニックをよろしくお願いいたします❣️
投稿日:2019年12月31日 カテゴリー:院長ブログ