21年目
みなさん、こんにちは。三鷹市 新川 歯科 歯医者 新川通りデンタルクリニック 院長の横井です。
ジメジメして梅雨☔️の季節になってきましたね。GWも終わり新しい年度にも少し慣れてくる時期ですが、私も歯科医師になってから21年目に突入しました。
歯科医師なった頃はひたすら歯や歯茎に的を絞って治療をしていました。もちろんそれは重要なことで今でも臨床を通してたくさんの発見があり勉強させられます。
しかし長いこと臨床をやるにつれ歯や歯茎だけでなく歯科と深く関わる口腔領域がいかに全身の健康と関わっているのかを痛感させられることが多いです。当然のことながら歯が欠損していると満足いく食事が出来なくなり栄養が偏り消化器系に問題が出てきます。脳への刺激も少なくななり認知症の原因になることはよく言われています。逆に認知症患者さんのお口の中が衛生的に管理され、噛めるようになると回復して元気になることもよく耳にします。
顎位(上下の顎の位置関係)が理想的な位置関係でないと口呼吸、無呼吸症候群、顎関節症、めまい、舌痛症、長年悩まされる不定愁訴などの原因になっていることを臨床的によく経験します。ひどくなると身体の姿勢までにも影響が出てきます。
噛み合わせ、顎の位置、習慣的な悪習癖、噛み合わせからくる姿勢などに問題ある患者様へ、そういう視点を持って問診してみると、ピッタリ当てはまるのか⁈ 患者様に驚くほど理解してくれることも多々あります。口腔領域は身体の中枢といっても過言ではないくらい大切な部分だと改めて思います。
歯科関係に従事する我々は、歯や歯茎の健康はもちろんのこと、健康を維持する上でとても大事な分野に関わっていることを再認識して毎日の臨床に取り組んで行きたいと思います。
投稿日:2021年5月25日 カテゴリー:院長ブログ